世界中で信頼を築く
インサイダー取引
変化に対応しながら、迅速に行動する企業として、Flexは常に進化しています。当社がどのようにして進化するかという情報は、投資家にとって関心のあるものですが、そのような情報は、すべてが公表されるべきものではありません。
私たちは、Flexにおける業務の過程で、重要な非公開情報 (MNPI) を見聞きすることがあります。MNPIは、Flex、その顧客企業、サプライヤー、業務提携先、またはその他の第三者の情報にも適用されることがあります。
MNPIに基づく取引や、取引のためにMNPIを他者に漏らすことは、インサイダー取引となります。Flexではインサイダー取引を禁止しており、法律でもインサイダー取引は禁止されています。MNPIを保有しながら情報を漏らす者、または取り引きする者には、民事および刑事責任が課せられます。これには、多額の罰金や、服役も含まれることがあります。私たちは、決して、MNPIを漏らしたり、それに基づいて取り引きしたりしません。私たちの親族や家族についても同様です。Flexの関係者がインサイダー取引をしている疑いがある場合は、常に、いずれかの報告手段を通じて声を上げる必要があります。
重要な非公開情報とは？
MNPIとは、公開されていない情報であり、合理的な投資家が特定の株式の売買または保有に関する意思決定をする際に重要だと考えるものです。Flexに関するものだけでなく、顧客やサプライヤーに関する情報もMNPIに該当する場合があることに留意してください。
MNPIの例には、以下の情報が含まれます。
- 収益情報および収益予測
- 合併および買収
- 新製品開発
- 重要な契約や顧客の獲得または喪失
- 重要な係争中の訴訟、訴訟の可能性、あるいは行政調査
- 主要な経営陣の交代
- サイバーセキュリティインシデント
考えてみましょう
私のチームは、プロジェクトの新しいフェーズについて顧客企業と交渉しているところです。ある会議で、誰かが、その顧客企業は同業種の他の大手企業と合併する見込みだと言いました。会議に出席していた当社のメンバーの一人が、合併は顧客企業の株価に影響を与えると思うかと私にたずねました。妙な質問だとは思ったのですが、その時は単に「わからない」と答えました。私のチームの誰かがインサイダー取引をしようとしているかもしれないと考えるべきでしょうか？
懸念するのはもっともです。合併に関する非公開情報は、投資家にとって興味深いものでしょう。たとえ顧客企業に関するものであっても、そのような情報に基づいて行動することや、そのような情報を外部の投資家に漏らすことは、Flexの方針だけでなく法律にも違反します。この問題についてチームのメンバーと話し、どのようなことが起こり得るかを明確にしてください。この件は、上司管理者にも相談してください。または、倫理コンプライアンスチームにあなたの懸念を伝えてください。私たちは、個人的な利益のためにMNPIを使用することは、決してしません。