お互いの信頼関係を築く
利益相反を回避する
Flexは人間関係によって築かれた企業です。それらの人間関係は信頼の上に築かれます。
顧客や提携企業にとっての信頼できる取引先として、当社には利益相反を回避する義務があります。利益相反により、Flex内外の信頼関係が損なわれたり、害されたりする可能性があります。私たちは、利益相反をもたらす可能性のある行動だけでなく、利益相反のように見える行動さえも回避します。
Flexの従業員として、私たちは、以下のことを行う必要があります。
- 潜在的な利益相反がある場合は、必ず、速やかに直属の上司に報告し、利益相反サイトを使用して、その事実を開示する
- Flexが利用できる見込みのある取引機会、あるいは自らの雇用に基づいて、またはFlexの資産の使用によって見出された取引機会は、決して自分自身のために利用しない
- 個人の利益のため、または家族や友人の利益のためにFlexの資産または情報を絶対に使用しない
利益相反とは？
「利益相反」は、個人の人間関係がFlexの最善の利益と対立する可能性があるか、またはFlexに利する判断に不適切な影響を及ぼすように見える可能性がある場合に発生します。利益相反、または利益相反に見える状況は、当社に重大な損害を及ぼすことや、当社の評判や利益を損なうことがあります。
また、各人のパートナー、近親者、または親しい友人との関係およびそれらの者の利益も、実際の利益相反または潜在的な利益相反をもたらす可能性があることに留意してください。それらの情報は、Flexに開示しなければなりません。
潜在的な利益相反の例
Flexの従業員の家族、パートナー、または親しい友人が、Flexの従業員または業務提携先であるか、あるいはFlexの従業員または業務提携先となることを希望する場合
Flexの従業員、あるいはFlexの従業員の家族、パートナー、または親しい友人が、Flexと競合または取引している企業あるいはFlexとの取引を希望する企業の株式を保有するか、もしくは、そのような株式の購入を希望する場合
Flexの従業員、あるいはFlexの従業員の家族、パートナー、または親しい友人が、Flexも関心を寄せているビジネスチャンスに関心を持っている場合
Flexの従業員、あるいはFlexの従業員の家族、パートナー、または親しい友人が、他の営利団体や非営利団体の最高責任者または役員への就任を希望する場合
Flexの従業員、あるいはFlexの従業員の家族、パートナー、または親しい友人が、他の企業や非営利団体での副業または顧問業務を希望する場合
上記のすべてのシナリオで、正しい行動は、速やかに潜在的な利益相反の事実を開示することです。
考えてみましょう
私は常に良い投資機会を探しています。数年前、まだFlexに勤務していない頃に、洗浄剤の製造会社の持株を若干購入しました。Flexでの採用過程ではそのことについて考えもしませんでしたが、その企業がFlexの床洗浄剤事業のサプライヤーであることがわかりました。私はFlexがその分野に進出していることすら知りませんでした。今では、自分の持株のことを伝えなかったのは間違いだったかもしれないと思っています。私はどうしたらよいでしょうか？
直ちに、その企業と経済的な利害関係があるという事実を開示してください。Flexのサプライヤーと経済的な利害関係を持つことは、潜在的な利益相反です。次に取るべき手段について上司に相談し、事態の経緯を正直に話してください。情報開示は、常に、潜在的な利益相反に対する最善策となります。
さらに、他のFlex従業員と家族関係や恋愛関係であることも利益相反となる場合があります。そのような関係は、Flexの職場での人間関係に関する方針に従って、人事部門および管理職に開示する必要があります。家族関係や恋愛関係にある従業員が同じ指揮系統に属することは、決して適切なことではありません。